消えてゆくことについて [ものがたりとしての写真]
沈む陽に誘われてダムを渡る
胎道に似た記憶のような
やがて色が消える
帰属していた世界もそこからではただ青い
終わってしまった記憶か
歩みを止めた記憶か
嘘を吐く花に会い、
胎道を遡る
青の出口、あるいは入口へ
消えてゆく前に見えたものは
空の十字架
城の街にて [ものがたりとしての写真]
題 「藤に飛ぶ」
題 「涼と煌」
題 「光る雲の下」
題 「亀田家」
題 「ちょっと通りますよ」
題 「老師」
題 「弟子」
題 「老師、怒る」
題 「目が笑わないひと」
題 「牡丹の媚」
題 「時を踏む」
海猫 [ものがたりとしての写真]
題 「海猫の飛ぶ街 小樽」
題 「前ルパン 後ろ銭形」
題 「タミヤ 1/1モデル ウミネコ3型」
題 「すういっと」
題 「着地!」
題 「そして丸まってみた」
題 「Y」
題 「X」
題 「海猫乱舞」